ラムサールセンターとベトナム国天然資源環境省、IUCNベトナム、日本国環境省が共催した第4回アジア湿地シンポジウム(AWS2008)は、ハノイの国際会議場に20か国200人の参加者を迎え、湿地保全のための10項目の行動提起「ハノイコール」(別添)を採択し、6月25日、成功のうちに幕を閉じました。
順調な経済成長で、マレーシア、タイに次いでASEAN発展の牽引車となっているベトナムは、インドシナ半島東部の3000キロの海岸線を抱く湿地の国です。地球規模で進行する気候変動、海面上昇、自然災害の激甚化などの矢面に立ち、鳥インフルエンザなどの課題にも直面しているこの国で第4回AWSが開催されたことは、大きな意義がありました。
ラムサール決議IX.19採択後初のAWSで、条約事務局、締約国、国際NGOの注目を集めての開催でしたが、IUCNベトナムのプログラムコーディネーターを務めるB・オカラハンや、マヒドン大学(タイ)のサンサニ・チョーウ、フィリピンのアマド・トレンティーノ、IUCNネパールのビシュヌ・バンダリ、STRP副議長のレベッカ・ドクルツ、マレーシア科学大学のマショー・マンソー、シェサルマ、WIタイのアセ・サヤカ、WI中国のチェン・韓国のG-Jジュー、W-SリーなどRCJアジア会員が、準備段階からさまざまな協力を惜しまず、国際運営委員会の要として積極的な役割を果たしてくれたことが、シンポジウム成功の重要な鍵になりました。
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