ラムサール通信
2012年12月17日発行 第155号

90回<ワイズユース>ワークショップ報告

90回<ワイズユース>ワークショップが117日、渋谷フォーラム8で開催されました。
 
 ゲストスピーカーのサンサニ・チョーウさん(タイ・マヒドン大学・
RCJ会員)が「メコン川湿地生態系の管理者を育成する−メコン湿地大学ネットワーク活動の10年」、チェン・ケリンさん(WI中国・RCJ会員)が「中国における湿地ESDの推進−ラムサール条約湿地と湿地公園における教師の人材育成」、そして武田学さん(積水化学工業CSR部)が「世界子どもエコサミットの成果とこれからの活動」など、最新の活動報告をしていただいたほか、7月のラムサール条約COP11(ブカレスト)や9月のIUCNコングレス(済州島)の報告や、JICAとラムサール条約事務局が交わした協力協定の解説など、中身の濃い情報交換の機会となりました。

 安藤元一、中村玲子、武者孝幸、亀山保、市川智子、大
原みさと、名執芳博、長倉恵美子、城殿博、山田真理、長井弘勝、大村弥加、小松潔、佐藤真久、新井雄喜さんなど会員はじめ23人が参加しました。

              


   ESDのためのKODOMOラムサール」国際ワークショップも無事終了

11月8日(木)、宮城県大崎市の蕪栗沼で、「ESDのためのKODOMOラムサール国際ワークショップ〜湿地の生物多様性保全に関する人材育成」が、大崎市と「ESD-KODOMOラムサール実行委員会」の主催、「仙台広域圏ESDRCE運営委員会」の共催で開催されました。RCJの「ESD-KODOMOラムサール」活動の研修の1つと位置づけられ、大崎市、仙台広域圏ESDRCE、蕪栗沼・化女沼関係者、研究者など約40人が参加しました。来日中のチェン・ケリンさんが「中国の湿地ESDの推進」、サンサニ・チョーウさんが、「メコン流域湿地大学ネットワーク活動」、ユノドさん(韓国・プサン大学大学院)が「ゴンゴンジュため池湿地再生」、島野智之さん(宮城教育大)が「仙台広域圏ESDRCEの活動」をプレゼンテーション、活発な意見交換をして交流を深めました。蕪栗沼は越冬マガンの集結のピーク。ねぐら入り、飛び立ちとも圧巻の光景でした。




1229()RCJ恒例の忘年会です。恒例のお礼詣では明治神宮です

お礼詣で:明治神宮 1229日(土) 午後2時から


  JR山手線「原宿」駅の表参道口改札に、午後2時集合。
  そのまま忘年会場へ。

忘年会:新宿「ゆう」(電話03-3356-7928)1229日(土)午後4時〜7時 新宿区新宿2-4-1-106  
 地下鉄丸ノ内線・新宿御苑前駅徒歩2分、新宿駅南口徒歩
10
 地図 (http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&tab=wl) 

  会費:3000円(学生2000円、た
くさん飲む人は4000円〜)※持ち込み歓迎



        ESDのためのKODOMOラムサール<藤前干潟>報告●
 
1117()18()、今年度のKODOMOラムサール活動、第3のイベント「ESDのためのKODOMOラムサール<藤前干潟>」が、名古屋市の藤前干潟で開催されました。藤前干潟のラムサール条約登録記念事業の「藤前干潟ふれあいデー」に協賛して開催されたもので、沖縄の漫湖(2人)、熊本県の荒尾干潟(2人)、兵庫県の円山川下流域・周辺水田(4人)、愛知県の東海丘陵湧水湿地群(1人)、千葉県の谷津干潟(6人)、宮城県の蕪栗沼・周辺水田(4人)、そして地元の藤前干潟(25人)と、7つのラムサール条約湿地から計43人の子どもたちが参加しました。
 17日(土)。藤前干潟活動センターで、戸苅辰弥さん(藤前干潟を守る会)から、干潟の埋め立ての歴史や市民が声をあげた反対運動についてのお話のあと、あいにくの雨のなか、活動センター前のフィールドを見学してから、対岸の稲永ビジターセンターに移動し展示物を見学、藤前干潟について学びました。夜のプログラムは宿舎(ハーバーロッジなごや)の近くのポートビルの会議室で中村大輔先生のファシリテートで、グループディスカッション。藤前干潟の「宝」のランキングと、イラスト描きに夜9時過ぎまで集中し、見学していた大人たちを圧倒させました。 
 18日(日)。各湿地の活動発表や劇団シンデレラの「ESDいきものミュージカル」鑑賞のあと、前夜に選抜されたKODOMOグループリーダーたちが話し合って6つに絞った「宝」を、全体会議で3つにまとめ、キャッチコピーを選び、藤前干潟の「お宝ポスター」を完成させました。
 雨と寒さで、干潟のフィールドワークは思うにまかせなかったものの、子どもたちは積極的に交流し合い、目を輝かせながら真剣にポスターづくりに取り組みました。
 2014年に名古屋で開催される「DESD世界会議」への貢献をめざすKODOMOラムサールは、新規登録湿地の子どもたちの参加で、ますます元気になっています。


 



11113日はKODOMOラムサール国際湿地交流<ナコンサワン>です●

2013年のRCJ最初の活動は「ESDのためのKODOMOラムサール国際湿地交流<ナコンサワン>」(1月1113日・タイ)です。谷津干潟、藤前干潟、琵琶湖、円山川下流域・周辺水田の子どもたち13人が、タイ中部、チャオプラヤ川の有名な遊水地「ブンボラペ湿地」を訪れ、タイの子どもたちと交流します。チェンマイ地域、ナコンサワン地域、サムロイヨー、ドンホイローの2つのラムサール条約湿地、そして8月の「ESDKODOMOラムサール国際湿地交流<琵琶湖>」に参加した積水関係のタイの子どもも参加します。




ラムサールセンター事務局は20121230日〜2013年1月6日、お休みします。
仕事始めは1月7日()2013年もどうぞよろしくお願いします。

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