チリカ湖にラムサール湿地保全賞
−モントルーレコードから除外され、アジア初の快挙−
賞状、トロフィーを受け取った A. K.パトナイク氏
11月18〜26日、スペイン・バレンシアで開かれたラムサール条約第8回締約国会議で、名誉あるラムサール湿地保全賞に、インドのチリカ湖の保全、再生事業に取り組んできたオリッサ州チリカ開発公社が選ばれました。11月19日に、ラムサール条約事務局長デルマー・ブラスコ氏からチリカ開発公社代表A.K.パトナイク氏に賞状、トロフィー、賞金が贈られました。
ラムサールセンターは長年にわたり同開発公社と、公社に協力して地元で活動するNGOのパリシュリを支援してきましたが、その努力が結実しました。ありがとうございました。
なお、それによってチリカ湖は、ブラックリストのモントルーレコードから外されました。
パトナイク氏のコメント
「ありがとうございます。本当にうれしく思います。
この賞は、地域住民の積極的な参加によって進められてきたチリカ湖の保全活動全体に贈られたものです。我々のユニークな自然再生活動によって、湖の生産性が高まり、主に漁業で生計をたてている地域住民の暮らしは劇的に良くなりました。このすばらしい成果は、地域住民一人ひとりの参加のお陰です。
チリカ湖のために協力、支援をしてくれたラムサールセンターや国際湿地保全連合、世界銀行、そして活動に関わった多くの人々、チリカ開発公社のスタッフ、パリシュリなどの地域のCPO、
NGOの方々に感謝の意を表します」