ラムサール条約第9回締約国会議(ウガンダ・カンパラ)
COP9活動報告

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 11月8日〜15日、ウガンダの首都カンパラで、ラムサール条約第9回締約国会議が開かれました。今回のテーマは「湿地と水」。初のアフリカ大陸での開催ということで貧困対策、持続可能な利用(水資源の確保、食料対策)などで白熱した議論が繰り広げられました。
 「賢明な利用についての定義の改定」、「湿地と貧困対策」、「持続可能な利用(とくに漁業)」、「湿地の文化的価値」、「湿地と自然災害」など25の決議が採択されました。日本が提出した決議「ラムサール条約の効果的履行における地域的な湿地シンポジウムの重要性」(アジア湿地シンポジウムを評価する決議)も無事採択されました。

 ラムサールセンターからは会長の岩間徹、副会長の磯崎博司、武者孝幸、事務局長の中村玲子、会員の辻井達一、小林聡史、岡本嶺子、吉開みな、大村弥加、築地珠子、神辺晴美、小田奈津子、野中由美子さん、アジア会員は、アマド・トレンティーノ、A. K. パトナイク、レイ・ガンチャン、M. B. カリミ、ギジェ・ジュー、サノワ・ホセイン、テージ・ムンカー、ビシュヌ・バンダリ、サンサニー・チョーウ、D. P. ダス、レベッカ・ドクルツさんが参加しました。


ウガンダのエンテベ空港に降りると、大きなCOP9の垂れ幕が。
政府代表、関係機関、NGOなど120カ国から約1000人が参加しました。
8日の開会式では、ラムサールセンター事務局長中村玲子さんが日本人初のラムサール湿地保全賞を受賞。
受賞後の記念スピーチ。
9日の夜のウェルカム・パーティでは、ウガンダのオリジナルダンスが披露されました。
会議場から少し離れたところにブース用のテントが設置されました。各国政府や国際機関、NGOなど30以上が出展していました。
RCJブースでは、書籍やRCJグッズの販売、「子どもラムサール」キャンペーンを行ないました。アジアの子どもたちが描いた湿地のイラストも展示され、多くの人が見入っていました。
12日に、ラムサールセンター主催のサイドイベント「アジア湿地シンポジウム:ラムサール条約の効果的な履行に果たす地域イニシアティブ」が行われました。
サイドイベントには50人を越える人たちが集まりました。AWS2005の報告書、チリカ声明、津波勧告を紹介し、参加者に配布しました。