ラムサール条約第8回締約国会議(スペイン・バレンシア)
COP8活動報告

TOPへ


 11月18日〜26日、スペイン・バレンシアの科学博物館を舞台にラムサール条約第8回締約国会議が開かれました。今回の主要テーマは水、ダム、気候変動、農業、湿地の文化的価値、住民参加などで、特に、農業と文化的価値への新しいアプローチは注目を集めました。

 ラムサールセンターからは副会長の磯崎博司さん、新庄久志さん、事務局長の中村玲子さんをはじめ、会員の、辻井達一、小林聡史、村上悟、武者孝幸、岡本嶺子、米澤文、築地珠子さん、アジア会員はアセ・サヤカ、アマド・トレンティーノ、A. K. パトナイク、サノワ・ホセイン、C. L. トリサル、スンダリ・ラマクリシュナ、シェ・サルマ、チェン・ケリン、テージ・ムンカー、ビシュヌ・バンダリさんが参加しました。


開会前日の17日、ラムサールセンター展示ブースの設営を行いました。世界各国の環境省やNGOがブースを出し、活動紹介を行っていました。
設営終了。オープン前の作戦会議の様子。
18日に開会式が行われました。今回の会議には、政府代表119人をはじめ、条約事務局やバレンシア市スタッフ、国際機関のスタッフなど1000人以上が出席しました。
RCJのブースでは、アジアの湿地に関するビデオの上映やアジア湿地週間の説明、チラシ配布、書籍販売などを行いました。刊行されたばかりの「アジア湿地シンポジウム2001」の報告書は人気がありました。
19日にラムサール湿地保全賞受賞を記念して、チリカ開発公社主催のサイドミーティングが行われました。
そのミーティングで、辻井達一先生に記念品が贈られました。辻井先生は現地NGOパリシュリの日本代理人を務め、北海道のサロマ湖との交流を促進するなど数々の成果を残してきました。
11月20日に地域会合が行われました。写真はアジア地域の会議の様子。政府代表、オブザーバーを含め約70名が参加していました。
その会議で、RCJ会員のビシュヌ・バンダリさんが、「アジア湿地シンポジウム2001」の成果物である報告書とペナン声明を紹介しました。
2002年度からRCJで新たに取り組んでいるアウェアネス活動、「アジア湿地週間<子どもと湿地>」の紹介をしている様子。会議終了後、ポスターとペナン声明を参加者に配りました。
11月24日の夜、宿泊していたホテルで行った「RCJ Gathering」の様子。主にアジア会員が参加し、今後のRCJの活動について話し合いました。