ラムサール条約第10回締約国会議(韓国・チャンウォン市)
COP10活動報告

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 韓国の昌原市で10月28日〜11月4日に開催された第10回ラムサール条約締約国会議(COP10)は、参加者1500人を迎え、32項目にわたる決議を採択し、成功裏に幕を閉じました。1993年のCOP5(釧路市)以来15年ぶりのアジア地域での開催とあって、韓国政府、慶昌南道、昌原市の意気込みはたいへんなもので、開会式では李明博大統領、ジュリア・マートン・レフェブレIUCN事務局長、アヒム・シュタイナーUNEP事務局長のあいさつにつづいて潘基文国連事務総長のビデオメッセージ、さらにこれまでの10カ国のCOP開催国からの子ども代表が招かれて湿地保全への思いをこめた子どもメッセージを読みあげるなど、かつてないにぎやかな演出で展開されました。

会場の国際会議場CECOの前庭には野外ステージや展示用テントが並び、近郊のラムサール条約湿地ではCOP10記念の湿地フェスティバルが企画され、一般市民や家族連れが楽しんで参加できるイベントも目白押し。テレビ特別番組が毎日放送されるなど、普及啓発も盛んにおこなわれました。
 ラムサールセンター(RCJ)は、昌原市主催の「世界子どもラムサールCOP」に日本から18人のKODOMOラムサール代表の子どもを送り、また、会場のCECO内に展示ブースを設置してAWS2008や、KODOMOラムサールの成果を参加者と共有しました。

 タイのマヒドン大学のサンサニ・チョーウさんが、2001年のアジット・パトナイクさん、2005年の中村玲子さんにつづいてラムサール湿地保全賞(教育部門)を受賞するという、うれしいできごともありました。これで3年連続のRCJ会員の受賞です。


 COP10へのRCJ会員の参加は、安藤元一会長、岩間徹・林聡彦・武者孝幸副会長、中村玲子事務局長、岡本嶺子、小澤章子、市川智子、島谷幸宏、川嶋宗継、小林聡史、村上悟、佐々木優、中村秀次、 神辺晴美、辻井達一、名執芳博、山田真理、塩谷期均、アマド・トレンティーノ、サンサニ・チョーウ、マショー・マンソー、ビシュヌ・バンダリ、チェン・ケリン、レイ・ガンチャン、レベッカ・ドクルツ、リー・ウーシン、ジュー・ギジェ、テージ・ムンカー、カマル・ライ、マソード・カリミのみなさんでした。

会場入口の様子 会場の外では舞台や韓国の伝統工芸を紹介するなどブースなどで賑わっていました。
オープニングセレモニーでは伝統舞踊が披露されました。 KODOMOラムサールの終着点、子どものメッセージ発表の様子です。各国の代表の子どもたちがメッセージボードを持ってが並び、順番にメッセージを発表しました。日本からは、釧路の佐藤奈津子さんが舞台に上がりました。
本会議場の様子
ラムサールセンターのブースの様子。
KODOMOラムサールのメッセージとTシャツ等を展示・販売しました。
エクスカーションではグループごとに韓国の登録湿地をめぐりました。写真はサンチョンベイ。
ブースに山口県から来た子どもたちも訪れてくれました。 会場の外で販売したTシャツを着てくれている方も。


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