KODOMO ラムサール
国際湿地交流
in にいがた

2008年8月20(水)〜24(日)日
/新潟県福島潟



主催
KODOMOラムサール国際湿地交流inにいがた実行委員会

新潟市、環境省、新潟県、佐潟環境ネットワーク、佐潟と歩む赤塚の会、
佐潟ボランティア解説員の会、自然豊な鳥屋野潟とまちづくりをすすめる会
通船川・栗の木川ルネッサンス、新潟県野鳥愛護会、新潟商工会議所、新潟日報社
新潟水辺の会、にいがた野鳥の会、日本白鳥の会、日本野鳥の会新潟県支部
ねっとわーく福島潟、福島潟ヨシあし和紙の会、福島潟野鳥の会、AFS、ラムサールセンター

協力・協賛
積水化学工業株式会社、Field Assistant Network (FAN)、
学生バードソン2008実行委員会、新潟県立自然科学館、西松建設株式会社
株式会社グリーンシグマ、株式会社旗野住研、新潟建設技術協会
株式会社畠山種苗園、にいがた市民環境会議、新潟市建設技術協会
米子水鳥公園友の会、ほか個人有志多数

助成
財団法人国際花と緑の博覧会記念協会、財団法人こしじ水と緑の会
環境再生保全機構地球環境基金



 8月20(水)〜24(日)日、新潟市の朱鷺メッセと菱風荘(福島潟)で、「KODOMOラムサール国際湿地交流inにいがた」(地球環境基金助成事業)が、ラムサールセンター(RCJ)、新潟市と地元のNGOなど20団体で構成する実行委員会(会長・大熊孝)の主催で開催されました。
 釧路湿原、クッチャロ湖、宮島沼、尾瀬、谷津干潟、藤前干潟、琵琶湖、中海、宍道湖、漫湖、地元の佐潟、福島潟、栗の木川、瓢湖、通船川の国内15湿地に加え、韓国のウーポ湿地とシワ湖、中国の黄河と大山包(雲南省)、ロシアのボロン湖、インドのチリカ湖とケウラデオ国立公園、タイのクラビ干潟などアジアの8湿地からの子どもたち60人、さらに新潟に学びにきている海外からの留学高校生9人も参加して、総勢69人のにぎやかで大規模な「国際」会議となりました。

1日目は、日航ホテル展望室で歓迎パーティ。越後平野を眺めながら、大熊孝先生から「越後平野のでき方」を聞き、新潟と水の関係について学びました。子どもたちは大よろこびでした。

2日目は、鳥屋野潟、佐潟、瓢湖、福島潟と、新潟の代表的な湿地をめぐるエクスカーション。佐潟では前夜の大雨で増水した潟に入り、腰までつかってハス刈りを体験しました。

2日目の夜から3日目は、8グループに分かれてKODOMO会議。言葉の壁もなんのその、通訳ボランティアの活躍に支えられて各湿原の紹介、活動報告、メッセージづくりに取り組み、活発に意見を出し合い、時間が足りないくらいでした。 

4日目は会場を朱鷺メッセの国際会議場に移し、200人の観客を前に、各国各湿地の活動報告をおこないました。発表には地元の赤塚小・中学校、沼垂小、水原小、牡丹山小、葛塚小の子どもたち70人も参加し、英語で発表するグループもいたりと、いずれもレベルの高い、国際的な発表でした。

午後からは、同時通訳の助けを借りながら、KODOMOメッセージづくりの最終会議。前々日から練り上げられてきた候補にしぼり、中村大輔先生をファシリテーターに白熱した意見交換を2時間にわたって続け、午後3時、KODOMOメッセージを決定しました。子どもたちから、同席した篠田新潟市長に手渡されました。そして、COP9の政府代表として「KODOMOラムサール」開催の道筋をつけてくれた名執芳博さん(国連大学)から講評をいただき、大成功のうちに幕を閉じました。


 
「湿地がある 命がある ぼくらがつなげて宝になる」

子どもたちのつくったこの新潟のメッセージは、これまで全国で行われてきた8つのメッセージとともに、10月の韓国・チャンウォン市で開催されるラムサールCOP10へと持っていく予定です。
 2005年、COP9に参加した4湿地4人の「子どもリーダー」によってスタートした「KODOMOラムサール」は、全国で9回開催され、日本の登録湿地33のうちの29湿地が参加する大きな運動に成長しました。これまで参加してくれた子どもたちと、開催にご協力いただいた関係者のみなさん、どうもありがとうございました。
 「KODOMOラムサール」の主スポンサーである地球環境基金の支援は今年度でひとまず終了しますが、子どもたちからは、「KODOMOラムサールを続けてほしい」と存続を願う声がたくさん上がっています。インドからも「We want to continue, please!!」と、手紙が届いています。なんとか継続の道を探りたいと思っています。会員のみなさんの知恵も貸してください。
最後に、今回の新潟開催にあたっては、資金的援助を含む大きな支援をしてくださった新潟市はじめ地元のNGO、NPOのみなさん、助成団体、協賛企業の方々、子どもたちのメッセージづくりを力強く応援してくれたファシリテーターの中村大輔先生、川嶋宗継先生、村上悟さん、また通訳ボランティアをしてくれたオチャンギルさん、積水化学工業のジェームズ・マックギールさん、山田真理さん、浅野真理さん、FAネットワークの塩谷期均さん、ボランティアの岩崎慎平さん、中村秀次さん、佐々木優さん、そして、さまざまな応援をしてくれたRCJ会員のみなさんに、心からお礼を申し上げます。
「KODOMOラムサール国際湿地交流inにいがた」に参加してくれたみなさん
どうもありがとうございました。


今回作成されたメッセージは、11月27日〜4日に
韓国で開催されるCOP10へメッセージを持っていきます。


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