南米ペルー・パラカス自然保護区(ラムサール登録湿地)

 ―尾崎友紀 青年海外協力隊派遣の記録―
 
 
パラカス自然保護区の入り口にあるビジターセンター。2年間、私の職場であり宿舎でした。
 
海岸線に続くJICAプロジェクトサイトのパラカス自然保護区。
内陸部はこのような砂漠(土漠)が3000kmにわたって続いています。
 
 
 保護区内の内湾干潟。ラムサール条約登録湿地で、潮が引くと水鳥が集まります。
 

干潟に集まるアメリカズグロカモメやクロハサミアジサシの群れ。
 
 毎年1~3月、数十万羽のシギ・チドリが越冬のために訪れます。

 


 月に一度、地元のアンティ―ジャ小学校を訪問し、環境教育プログラムを実施。
保護区にいる動物について解説しています。
 
 
 保護区内には500人以上の漁民が魚介をとって生計をたてています。
 
 

 ペルーは南米最大の海獣類のコロニーとして有名で、10万頭以上のオタリアなど、海獣類も生息しています。

 
 
保護区から60km内陸にあるイカの地上絵の一つ「The Paracas Family」。
パラカス文明は紀元前600~紀元400年頃に栄えました。 
 
  尾崎友紀

1992年東京生まれ。東京都市大卒業後、2014年10月~2016年10月の2年間、JICA青年海外協力隊員としてペルー国イカ州のパラカス自然保護区(ラムサール条約登録湿地)に赴任し、地域住民と観光客を対象にした「環境教育プログラム」に取り組む。現在、ラムサールセンターの事務局スタッフとして活動中。





 
 (撮影、尾崎友紀 編集、佐藤湧馬)

 
 
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