2003年、日本の谷津干潟ではじまった日本・中国・韓国子ども湿地交流の7回めは、中国江西省の南昌市とポーヤン湖自然保護区を舞台に、2007年12月24〜28日に開催されました。日本から6人、韓国から14人、マレーシアとタイから各1人の国際参加者、中国各地の湿地からの参加もあって、総勢80人が参加。ラムサールセンターからは中村玲子事務局長と市川智子さんが参加しました。
各地の湿地の現状や、子どもたちの活動についての発表、ソデグロヅル、コウノトリ、オグロシギなどが群れるポーヤン湖訪問など、盛りだくさんのプログラムをみんなで楽しみ、これを機に、南昌市師範学校付属小学校が「湿地実験学校」に認定されました。
27日には、これまでの湿地交流に参加した自然保護区のマネジャーや、学校の先生、NGOリーダーによる6年間の活動のふりかえりと、今後の方向性を討議するシンポジウムが開催され、活発な意見交換がおこなわれました。そしてこの日中韓子ども湿地交流の成果とネットワークを、タイ、マレーシアなど東南アジアにも広げようということになり、ウェットランドインターナショナル中国(WI-C)が地球環境基金に「東アジア・オーストラリアフライウェイに参加する国々での『湿地の学校』ネットワーク」として2008年度助成申請をし、このほど内定しました。ラムサールセンターがイニシャティブをとり、ウェットランド韓国、WI-Cをパートナーに続けてきた活動が、さらに広がりをもって継続されることになりました。
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