<日本・中国・韓国 >子ども湿地交流in韓国・安山
〜・〜 子どもたちの感想文〜・〜


日中韓湿地交流に参加して
山本 賢樹(12歳/滋賀県・琵琶湖)

 僕は、今年の夏韓国で行われた、日中韓湿地交流に参加するために韓国に行きました。
 日中韓湿地交流には、これまで二度参加させてもらっていますが、その二度とも中国での開催だったので、韓国行くのは初めてでした。
 韓国の街には、日本のコンビニが進出していて、店内には日本語の書かれた、お菓子や文具、化粧品等があり、韓国なのに近所のコンビニで買い物をしている様な感覚になり、韓国を身近に感じました。
 今回の交流会ではシワ湖に行きました。シワ湖は水平線が見える程広大な湿地で、そこにはシギ類やチドリ類の水鳥が僕が今まで見た事ない位沢山いました。シワ湖の砂地には、カニが砂の穴から出てきていて、砂を上手に丸めて、団子を作っていました。小川のような所では小魚が群れを作って泳いでいました。僕はこんなにも自然が豊かで、生き物が沢山いるシワ湖がとても好きになりました。僕はシワ湖の環境を見て、日本の谷津干潟や沖縄の漫湖に似ていると思いました。
 しかし、今は自然豊かで生き物がたくさんいるシワ湖にも昔は大きな問題があったと聞きました。その問題とは、シワ湖に水門を作ってしまったために、シワ湖への潮の出入りがなくなり、シワ湖が淡水化しそれまでの生態系がどんどん崩れていったそうです。こんなシワ湖の変化に危機を感じた市民からの水門反対の声もあり、水門は開かれその後潮の流れも水門ができる前のように戻り、現在のシワ湖の環境まで回復したそうです。今回韓国で訪れたシワ湖で僕が心から強く思ったことそれは、我々人間は湿地から食べ物や飲み水、何より心の安らぎ等様々な物を頂いて生きています。それにも関わらず、シワ湖の水門のように自然環境を変えるような事をすると、必ず何らかの形で自分達の生活に悪影響を及ぼすような事が起こるとあらためて思いました。僕は、これからも自然に恩を仇で返すような事をこれ以上しないように沢山の人達に呼びかけていく活動を続けていきたいです
 最後になりましたが、今回の交流でお世話になりましたRCJスタッフの皆さん、韓国のリー先生をはじめとする韓国の皆さん、その他日本から一緒に参加した皆さん、ありがとうございました。


田辺 篤志(16歳/千葉県・谷津干潟)

 私は、初めて「韓国・中国・日本子ども湿地交流」に参加しました。無事に終わり自分自身とても楽しく、いい経験になりました。私は、5年前、谷津干潟自然観察センターで行われた、1回目の「日本・中国・韓国子ども湿地交流」を聴きに行きました。その時、同年代の日本・中国・韓国の子どもたちが家の近くにある湿地について発表していました。英語での発表、内容のレベルの高さに驚き、自分には‘出来ない’と思ったことを今でも覚えています。今回、自分が参加できたことがとても嬉しいです。
もう少し発表時間があれば、谷津干潟の歴史や今行っている自分の活動について発表したかったです。しかし、少なくとも特に話したいと思っていたことは発表出来ました。皆さんの発表を聞き、今まで知らなかった湿地や活動があることに気づきました。湿地や活動について情報を共有し合うことの重要さも分かりました。
シワ湖の広さにも驚きました。干潟が広い分、鳥の数も多く、あのような数の鳥を見たのは、初めてでした。清渓川のように壊された自然を元の状態に戻す活動が今後、日本はもちろん、世界中に増えていって欲しいです。
最後に李宇新先生、ウェットランド韓国、ウェットランドインターナショナル中国、ラムサールセンターの方々5日間大変お世話になり、ありがとうございました。皆さん、またお会いましょう!



澤本将太(14歳/千葉県・谷津干潟)

 今回の日中韓こども湿地交流は、僕にとって初めての海外で何もかもが新鮮でした。
 2日目の発表は、日常では使うことがほとんどない英語だったのでとても緊張しました。
「谷津干潟は住宅地に囲まれた特殊な干潟だが、たくさんの種類のシギ・チドリが渡り、さまざまな生物が生息する場所」ということを解ってもらえればよいと思いながら発表しました。
 3日目にシワ湖で行われた野外プログラムはとても楽しいものでした。ハサミがブルーなところ以外は谷津干潟に生息するヤマトオサガニとそっくりなカニを見つけました。 そして、谷津干潟とは比べ物にならないほどものすごい数のシギ・チドリたちが見られた時は、言葉が出ないくらい感動し、興奮しました。谷津ではたいてい1羽でしかいないホウロクシギも十羽以上の群れでいたことが印象に残っています。だれかが『かつての東京湾のようだ』と言っているのが聞こえました。
 日本では埋め立てなどでどんどん干潟が減ってきています。 いつまでもシギやチドリの渡って来られる干潟が残せるように守っていきたいと思いました。
 今回の交流では、中国や韓国の子供も大人も湿地を守ろうとする思いはみんな一緒なんだということをあらためて感じました。
 また、日本の他の湿地で活動する人たちとも仲良くなれて、いろんな話ができたことがとても嬉しかったです。 次の交流会で再会できるのを楽しみにしています。
 最後になりましたが、この素晴らしい機会を与えてくださったラムサールセンターの皆様ありがとうございました


海を渡って学んだことin韓国
吾郷諒華(12歳/島根県・宍道湖)

 今回、私が韓国に行く目的は、『韓国と日本の環境・文化・取り組み・考え方の違いを知る』でした。韓国は私の住んでいる出雲から一番近い外国で、日本とよく似ているけど違う国だと学んだことがあります。また、昨年のKODOMOラムサールでシワ湖についての発表を聞いていたので、とても興味があり楽しみでした。
 韓国の第一印象は、「暑いけど空気がカラッとしている」「高層住宅と車が多い」「道路が広く、ゴミが落ちていない」でした。日本と違うのは、@買い物してもレジ袋は無く買ったしるしのテープを貼られない、A飲食店のお箸は何度も使用できる鉄の箸で重くて食べにくい、B車は右側通行、などでした。でも,コンビニが多くて地下鉄や夜の街の風景は東京と変わらないように感じました。韓国は工業国で大気汚染が問題だと聞きましたが,レジ袋などの環境に配慮した活動が徹底して進んでいることを実感しました。しかし,どこに行っても冷房がききすぎていて寒く,疑問に思いました。
 3日目にはシワ湖に行きました。見るまでは大きな湖だと思っていましたが、実際は大きな干潟で、満ち潮と引き潮の水位の差が3〜5mあると知り、スケールの違いに驚きました。私の見つけたシワ湖のワイズユースは「塩づくり」で、お土産にもらって皆に分けてあげたら、とてもおいしい塩だと好評でした。また、参加した人は鳥や魚にとても詳しくて、いろいろなことを教えてもらいました。
 今回参加した一番の学びは,地球環境を守るには日本だけでなく世界の人との協働が必要であるということです。そのためには、共通の言葉で対話することが重要であり、英語の重要さを感じました。私は、これからも世界の人と交流したいので、英語をもっと勉強して誰とでも対話できるようになりたいです。初めての韓国でしたが、参加して多くのことを感じ・考える機会となりました。とても楽しかったです。


「子ども湿地交流イン韓国」に参加して
西田 忠信(10歳/鳥取県・中海)

 7月27日〜31日に「子ども湿地交流イン韓国」に参加しました。行く前から、韓国にはキムチ以外どんな食べ物があるんだろう?と楽しみにしていました。
 発表では、中海のすごさ、日本で唯一干拓工事を途中で中止したこと、その理由など、中海について色々上手に話せてよかったです。日本の他の地域は英語で話していて、ぼくたちだけは日本語だったので今度は英語にちょう戦してみたいです。
 韓国で友達になった人もいます。特に仲良くなったのは、昨年の秋の湿地交流で出会った人たちです。ほかにもたくさんの友達ができ、すごくうれしかったです。中国の人とも仲良くなれました。
 楽しみにしていた韓国の食べ物はほとんどからくて、その中でも一番からかったのはキムチライスです。1/3くらいしか食べられませんでした。もう一度食べたい料理はチヂミです。タレとよく合っていておいしかったです。
 これからも子ども湿地交流に参加して、もっと友達を作って他の湿地の様子を勉強したいです。


石田美萌子(11歳/鳥取県・中海)

 私は今回、日中韓子供湿地交流イン韓国・安山に参加しました。
 韓国は言葉や食事、文化等が違うので、ドキドキしましたが、スタッフの人が親切にいろいろ教えてくださったので、大丈夫でした。言葉はわからなくてもジェスチャーで思いを伝え合うようにしたら、思った以上に通じ、韓国の友達ともいつのまにか仲良くなれてうれしかったです。名刺の交換もしたので手紙も送る予定です。
 韓国の食事は辛いものが中心で、いろいろなものがありました。私は辛いものが好きなのでたくさん食べました。特にサムゲタンはおいしかったです。また、韓国の友達には箸はたてに置く等、食事マナーを教えてもらいました。日本と違うのでびっくりしました。
 交流会の最大のイベントの発表会では緊張して大きな声が出ませんでした。他の人の発表は堂々としているし英語も使ってあってすごいなと思いました。
 私はこの交流に参加でき本当に良かったです。多くの人とのふれあいがあったし、いろいろな体験をさせてもらいました。また機会があれば参加したいです。そしてまた韓国に行ってみたいです。
 お世話になった皆さん、ありがとうございました



川村 礼実(13歳/北海道・釧路湿原)

 私は、7月28日から7月31日に行われた『<日・中・韓>国際子供湿地交流』に参加しました。
 韓国の空港で飛行機から降りたとたん、ものすごく暑くて驚きました。やっぱり、北海道は涼しいんだ、と実感しました。
 次の日の発表は、英語での発表と言うこともあり、とても緊張しましたが、間違うこともなく、よく話せたと思います。これからの課題は、他の人が話す英語を聞き取れるようになることだと思いました。
 また、シワ湖の見学はとても勉強になりました。シワ湖で試されている潮の満ち引きを使う発電の方法がとてもおもしろいと思いました。これは、日本でも開発が進んでいるそうなので、実現したら良いと思います。
 シワ湖は、貴重な生き物がたくさんいてすばらしいなと思いました。釧路湿原にいる生き物ともまた少し違うので、とても勉強になりました。朝のバードウォッチングでは、きれいな色の鳥もたくさん見ることが出来たので良かったです。
 今回、湿地交流に参加することができて本当に自分のためになりました。
 また、もっと釧路湿原で活動を進めていきたいと思いました。私の知識は、まだまだたりないと思います。
 これからは、自分に出来ることを少しずつでもやっていけたらいいと思います。そして、釧路湿原や他の湿原への知識を深めていきたいです。
 最後になりましたが、ラムサールセンターの皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。


「日本・中国・韓国子ども湿地交流イン韓国・安山」に参加して
足立裕美(11歳/鳥取県・中海)

 私は中海の周りに住む人たちの代表として、韓国で開かれた湿地交流会に参加しました。韓国に行って2日目の発表会では、すごく緊張しました。でも、中国や韓国の人たちにしっかり中海のことを伝えることができました。それに、それぞれの国の湿地のこともたくさん知りました。自分たちの住んでいる湿地のことや世界の湿地のことを知ることは、とても大切なことだなと思いました。
 この交流会に参加してたくさんの人と知り合いました。日本から参加した人たちとはもちろん、同じ部屋に泊まった中国や韓国の人とも友達になりました。中国からきたロン・タオとは、漢字で話をしました。お互いに言いたいことを漢字で書いたら何となくコミュニケーションできました。韓国の子は少し日本語がわかり単語を話すことができたので、その子の友達の韓国の子とも仲良くなりました。名刺を交換したり、お菓子をあげたりもらったりして楽しく過ごしました。
 韓国に行って、中海のすばらしさをくわしく伝えることができたし、韓国の良いところもたくさん発見できました。それにたくさんの友達をつくることができたので、これからもこのような交流会に参加していきたいと思いました。


韓国に行って
足立研(10歳/鳥取県・中海)

 ぼくは韓国で日本の他の湿地の代表の人や、中国や韓国の人に名刺を渡したり、水鳥公園のパンフレットや絵葉書を配ったりしていろいろな人と交流しました。中国からきたワン君や韓国のホギョンくんとも友達になりました。ワン君は、英語がペラペラでした。最初はなかなか仲良くなれなかったけど、いっしょに行った西田君がワン君に「ハロー、ハロー」と言って友達になって、それからぼくも友達になりました。同じ部屋にとまったので、朝は起こしてあげました。韓国の国会議員さんにもぼくの名刺を渡して、議員さんの名刺をもらいました。
 韓国ではいろいろなところを見学しました。シワ湖では、水鳥公園みたいにヨシ原で水をきれいにしていました。塩を作っているところでは、カニや魚がたくさんいてにぎやかでした。天ねんの塩は大きな結しょうで、なめるととてもしょっぱくて元気が出ました。
 韓国の食事ではキムチが必ずあるということがわかったし、三食同じような辛い食べ物を食べていることがわかりました。
 交流会に参加していろいろな人と友達になり、いろいろな自然を見られてとてもよかったです。またこのような交流会があったら、参加して交流を深めたいです。


西岡美咲(13歳/山口県・八代)

 今回、初めてKODOMOラムサールに参加しました。ホテルに着いてすぐに友達ができました。部屋がきれいでびっくりしました。夕飯はからくてほとんど食べませんでした。次の日はそれぞれで発表を行ないました。私たちは一番最初でした。最初といわれたときはいやだったけど最初でよかったと思いました。なぜならねむくなったねたからです。発表が終わってお昼を食べてからホテルにもどりました。その日の夜は韓国の人たちと遊びました。しっちを見学したとき、いろんな鳥やカニがいました。 
 そして4日目にはソウルで昼ごはんを食べて買い物をしたり観光をしたりしました。なんだい門が見れて良かったです。店はいろんな店がたくさんあってびっくりしました。それと歩きつかれました。4泊5日たいへんなことがいろいろあったけど楽しかったです。


杉本 奈々(12歳/山口県・八代)

 私は、日中韓子ども湿地交流に初めて参加しました。
 中国の人や韓国の人と話をするのは、日本語が通じないので、日本の人みたいにうまく話すことができませんでした。でも、英語を使って、なんとか話をして、仲良くなることができました。話してみると、けっこう楽しかったです。
 外国の人だけではなく、日本の人とも仲良くなれました。だから、別れるときは、少し悲しかったです。
 韓国の食べ物は、辛いものが多く、キムチも、いろんな種類があっておどろきました。
 今回の日中韓子ども湿地交流に参加して、他の国の人や日本の人がいろんな活動をしているということが分かり、よい勉強になりました。それだけではなく、いろんな人と仲良くもなれたし、いろいろな経験ができ、本当に楽しかったです。お世話になった方々、本当にありがとうございました。



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