子どもたちの感想文

 〜日中韓子ども湿地交流に参加して〜


草津市立志津小学校6年生 山本賢樹

 ぼくは7月27日〜8月1日に、「日本・中国・韓国子ども湿地交流・湿地の学校イン中国・蘭州」に参加するため中国へ行きました。
 中国へ行って一番印象的だったのは、黄河です。黄河には赤茶色の濁った水がものすごい勢いで流れていました。ぼくは黄河と聞いたとき、黄河というから黄色っぽい水がゆっくりと流れているような優雅な川を想像してました。だから黄河を初めて見たときまず赤茶色の濁った水に驚きました。黄河は向こう岸がすごく遠くてそんなに広い河に勢いよく水が流れる水はどこから出てくるのか?なぜこんなに赤茶色なのか?不思議に思う事がいっぱいでした。
 ぼくが今回中国に行った目的の一つである蘭州の水車園小学校での交流では、中国の小学生が筆で見事な文字やかけ軸のような絵を書いているのに関心しました。そしてその文字の書と、スズメの絵をプレゼントしてもらいました。とてもうれしかったです。ぼくは琵琶湖の魚を描いて中国の子どもたちにプレゼントしました。
 水車園小学校には子どもたちが描いた湿地の絵がたくさん飾ってありました。その絵は、湿地や地球と人とが共存しているような絵が多く、ぼくはそんな絵を見て、住んでいる国や言葉が違っても自然の環境を守ろうとする思いは同じなんだと思いました。この感じたことを今後のこどもラムサールでも生かして生きたいと思います。
 今回の交流ではあらためて日中韓の人々の湿地に対する思いを知りました。ラムサールセンターのスタッフのみなさんありがとうございました。他にも中国ではぼくを支えてくださったみなさんありがとうございました。



周南市熊毛中学校1年 久行 茜

 私は中国に行っていろいろなことを経験しました。
海外に行くのも、飛行機に乗るのも、初めてだったので、ドキドキしました。中国では、とてもおどろくことばかりでした。
 一つは、人の多さです。私の住んでいるところでは、人があまりいないのでおどろきました。
 二つ目は、飛行機の中から下を見たときに一部砂漠化しているのが見えました。砂漠化になったのは、森林がなくなってしまったからだと思います。その森林がなくなったのは、昔、戦争をしていたころ燃料としていたから、森林がなくなったというふうに聞きました。
 あと、少し困ったこともありました。それは、英語を話すことです。学校ではあまり英語を話す練習がないのであまり話したりできませんでした。でも、いろいろと話しているうちに、少しはどういうことを言っているのかが、わかるようになり、仲良くなったのでよかったです。
 英語は、私たちがわかっていない時は、電子辞書で訳してくれたりしました。それで、訳してもらっても英語で何てこたえればいいのかわからなかった時は、てきとうに日本語で「うん。うん。」とこたえたりしてました。でも、韓国の友達とかと話すことで英語の勉強にもなったので、よかったです。
 この一週間で、たくさんの人と出会い、たくさんのことを学ぶことができました。





周南市熊毛中学校1年 弘中千恵

 私は今回「日中韓子ども湿地交流」に参加しました。
生まれて初めての海外で、北京空港についた時の臭いで"外国に来たんだな"と思いました。
 言葉は通じない、食べるものも違う人達と交流できるのかな?という不安が最初はありました。でも、ラムサールの人達が通訳して下さったことはもちろんですが、一緒にいるうちに韓国や中国の子ども達とも気持ちが分かり合え、友達になることができました。
 水車園小学校での交流会は、音楽隊の演奏で迎えられ、とてもすごいもので、はずかしくて、びっくりしました。中国の小学生が描いた、カエルの絵をプレゼントされました。とても上手で、すてきな絵で、うれしかったです。私も、この小学校で、八代のナベヅルの絵を描きました。その後で、「日・中・韓、三国の発表が始まりました。自分達の発表の時は、とてもきんちょうしました。他の人たちの発表は、分かりやすくて、とてもいい勉強になりました。
 万里の長城、黄河、天安門広場にも行き、中国の古い歴史を感じる事が出来ました。絵や写真やテレビではなく、自分の目で見る事が出来、その大きさに感激しました。
 「日・中・韓子ども湿地交流」に参加して、中国、韓国そして多くの日本の人達と交流がもて、中国の古い歴史、自然にふれる事が出来、勉強になりました。
 そして、直接外国の人達と離せるように、英語の勉強もがんばろう!!と思いました。



沖縄県 興南中学校2年 高良 海舟

 今年も日・中・韓交流が中国の甘粛省蘭州市で行われました。僕はこの湿地交流会に参加させて頂きました。日・中・韓交流への参加は今回で2度目ですが、やはり歓迎のスケールの大きさに凄く感心しています。
 飛行機から降りると、日ざしが強くそれでも韓国チームと合流するためにバスで待機することになりました。
 少し待つと、韓国チームが来て、いよいよ湿地交流の始まりです。
 2日目、湿地交流会は蘭州市水車園小学校で自分の住んでいる湿地の発表や、KODOMOラムサールの紹介をし、又、習字や、絵を書き、中国の生徒と交流をしました。言葉では伝わらなくても絵や書で伝わったのがよかったです。
 その後、黄河の母親像がある黄河まで行きました。黄河は沖縄の赤土に似ていてすごく広く、長く、右・左をみても終わりがないように感じました。黄河周辺には小さな仏像がいっぱいあり、そうか思えば大きな仏像もあり、またまたびっくりしました。
 日本チームは万里の長城、天安門広場へと大移動です。万里の長城では3つの山を越えました。さすがに酸欠で頭がフラフラです。天安門広場ではオリンピックまであと何日とかいう掲示物もあり、大きな門がいくつもあり守衛の人もいてここは凄く重要な場所なんだなとつくづく思いました。
 今回の交流会でうれしかったのは、韓国チームの中に、昨年ウガンダで行われたKODOMOラムサール会議の時に一緒だった友達もいて、ますます交流が深まりました。だから、別れるときはさすがに寂しかったです。
 今回も他では絶対に体験できない多くの事を学びました。
 このようなチャンスを与えてくださったラムサールセンターの皆さん、家族に感謝しています。本当にありがとうございました。


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