<日本・中国・韓国 >子ども湿地交流
湿地の学校 in ザーロン



 2005年7月30日〜8月3日、中国黒龍江省ザーロン自然保護区でWetlands International中国主催「日・中・韓子ども湿地交流『湿地の学校inザーロン』」が開催されました。ラムサール条約登録湿地のザーロン湿地は、面積22万ヘクタールの、タンチョウはじめさまざまな野鳥が生息する広大なヨシの湿原です。
 交流イベントには、中国、韓国、日本の子どもたちと先生、自然保護区管理官、NGOスタッフたち65人が参加しました。子どもたちは、中国のザーロン中学から10人、韓国のプサン、ソウル、アンサン市の中学生と小学生9人、日本の山口県周南市の中学生、滋賀県栗東市、草津市の中学生と小学生5人が参加し、それぞれの湿地の紹介や抱えている問題、行っている湿地保全活動や水質モニタリング活動について発表しました。

ザーロン自然保護区内の施設で、日中韓の子どもたちが自分の近くにある湿地について発表しました。 山口県周南市の山本さんと寺岡さんが「八代小学校による鶴の保護活動」について発表。
リー・ドーファン君(韓国、ソウル)の発表 中国黒龍江省ザーロン中学校の生徒の発表
中村大輔先生(滋賀県草津市草縫東小学校)は、地元伯母川の保全活動について発表。 藤村秀人先生(山口県周南市八代小学校)は、地元で行われているナベヅルの保全活動について発表。


ザーロン中学の生徒たちが楽器を演奏して、参加者を迎えてくれました。 大歓迎を受けながらザーロン中学での湿地実験校のセレモニーに向かう参加者たち。
湿地実験校設立のセレモニー。ザーロン中学は湿地をテーマにした環境教育に力を入れており、その取り組みが評価され、WI中国が湿地実験校に認定しました。 WI中国代表のチェン・ケリン氏とザーロン中学の校長先生。
「ツルと湿地」をテーマにした絵画・書道の創作イベントに取り組んでいる様子。 日・中・韓の子どもたちが絵を見せ合いながらコミュニケーションをとっていました。
できあがった作品は、みんなで交換したり、プレゼントしました。                     絵画・書道創作イベントでは、個性あふれる作品を描いた子どもたち全員に「表彰状」が手渡されました。


ザーロン自然保護区が「東アジアオーストラリア地域シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」に参加することが決まり、記念式典が開かれました。 ソウル大学のリー・ウーシン先生が渡り鳥の保護と国際協力の重要性についてお話ししました。
早朝のザーロン自然保護区にて。タンチョウが大空を舞うのを間近に見てみんなが歓声をあげました エサをついばむタンチョウにおっかなびっくり近寄る子どもたち。
ザーロン自然保護区内で、水質調査を行いました。 琵琶湖の保全活動に取り組む、滋賀県の伯母Q五郎グループがやり方を指導。
夜には交流会が行われ、歌やダンスをして楽しみました。山口県周南市の子どもたちは、地元で古くから伝わる鶴の舞を披露。 韓国の参加者は、みんなで地元のフォークソングを熱唱。


ザーロン自然保護区の施設前で。来年は甘粛省蘭州で会いましょう!


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