参加者の声

 子ども湿地交流に参加した日本の子どもたちや先生から感想文が届きましたので、ご紹介します。


草津市立志津小学校5年 山本賢樹

 中国に行って一番心に残ったのは、ツルのおりを開けたら走りだしてとぶのが、すごい!!と思いました。(かっ走でいきおいがつかずにとべなかったヤツもいたけど)それからず〜っととんでゴマくらい小さくなった時に、逃がしちゃっていいのかな?と思って数十秒たったら、もどってきて水をのみに行ったのがびっくりしました。
 あと、びっくりしたのは池っぽい所の水がキタナかった事です。ツルがいるんだから、伯母川みたいな所とか、びわ湖みたいに広〜い湖みたいなのを想ぞうしてました。でも魚もいるし、ヨシみたいな草もあるし、ナゾの水生こん虫もいたから、ちょっとくらい水がよごれていてもツルには都合がいいのかもしれません。



草津市立高穂中学校1年 河島 凪沙

「中国へ行って学んだこと」
 私は、中国へ行っていろんな事を学びました。その中でも印象に残っているのは、“住んでいる所や生活の仕方はちがっても、環境に対する思いは一緒なんだ。”という事です。
 日本は、中国よりもめぐまれている国だと私は思います。私が一番に思ったことは、飲み水が安全だということです。衛生的にも気をつけているので、食べ物にもあまり影響がありません。でも中国は、日本より環境が悪いです。飲み水が、近くにあっても飲めないという様な状況です。でもそんな環境の中で生活しているからこそ、環境を守りたいという気持ちが強いんだと思います。
 「言葉は通じないけど、気持ちでお互い分かり合える。」
 私は、中国でこれを学びました。最初はドキドキして、何を言いたいのか、何を伝えたいのか全然分からなかったけど、活動をしていくうちに、何を伝えたがっているのかが分かるようになってきました。
 私達がザーロンでやった、パックテスト等にも、すごく興味を持ってくれました。このことがきっかけとなって、中国の環境、又日本の環境が良くなっていくことを期待しています。



栗東市立栗東西中学校1年 安岡優紀子

 ザーロンへ行って一番印象に残ったのは、私たちが教えてあげた水質調査です。ザーロン中学の人たちや韓国の人たちも熱心に私たちの説明を聞いてくれました。通訳の人を通してでも、私たちが日頃行っている活動に興味を持ってくれました。言葉が通じなくても、国境を越えて一緒に水質調査をできてよかったです。
 また、ザーロンでは、私は生まれて初めてとても近くでツルを見ることができました。歩いているツルに触ることもできました。何羽かが集まって飛んでいくのを見て、「一羽でもどこか違う方へ飛んでいかないのかなあ」と思いました。
 中国では、生活排水が流れ込んでいる汚れた川を見て、環境についてまだまだ考えなければならないことや守っていかないといけないルールが必要だと思いました。
 長いようで短いような、この6日間は、あっという間に過ぎました。言葉が通じなくても、とても楽しい交流ができた6日間でした。



周南市立熊毛中学校1年 寺岡美香

 私は、今回「日中韓子供湿地交流」に参加して、驚いたこと、うれしかったこと、があります。
 まず、驚いたことです。ザーロン自然保護区に行って鶴を実際に触ることが出来たことです。私が住む八代では、触ったり近づいたりすることが出来ないので本当に驚きました。
 それと、うれしかったことが2つあります。
 1つ目は、やはり今回の交流で、違う国の子達と会話が出来たことです。最初は戸惑ったけど学校で習った英単語やジェスチャーでだんだん話せるようになりました。特に韓国の子達とは、たくさん会話ができました。帰国してからも、メールでやり取りをしています。
 2つ目は、発表のことです。英語での発表だったので最初はドキドキして発音などうまくいかないと思ったけど実際にやってみるとうまくいったのでよかったです。終わった後に韓国の友達ji minが『上手だったよ』といってくれました。ほかの国の子にいわれることなんてないので、それがなによりも本当にうれしかったです。
 湿地実験学校ではインタビューや取材などがあって大変でした。
 この学校では、中国の子から鶴の絵をプレゼントされました。すごくうれしかったです。私は、この学校でナベヅルの絵をかきました。喜んでもらえて本当にうれしかったです。
 次に楽しかったことがありました。それは、万里の長城に行ったことです。生まれて初めて行ったので本当に楽しかったです。私が思っていたより、はるかに長かったです。本当にびっくりしました。
 私が、今回の「日中韓子供湿地交流会」を通して学んだことは、国が違っても自然を大切にしようと思う心、言葉が違ってもお互いを思いやる心は、みんな同じだと言うことです。



周南市立熊毛中学校1年 山本 咲

 今回私は中国へ行き、一週間他の国の人といっしょに生活をする中で、いろいろな経験をすることができました。
 1日目は、外国の飛行機に初めて乗るので、いろいろと心配しドキドキしました。中国に着いてから、ホテルのロビーで韓国の人たちに会い、自己紹介をしました。この時、これからこの人たちと一週間いっしょに生活をするのだなと思いわくわくしました。
 2日目は、イェンチン湿地と万里の長城へ行きました。イェンチン湿地は、木や草やきれいな花があってすてきなところでした。万里の長城は、テレビで見ていたのとは違って、迫力がありました。これを昔の人が作ったなんてすごいと思いました。
 3日目は、シフゾウのいる動物園に行きました。今まで名前すら聞いたことがなかったので、とてもいい経験になりました。その後、チチハルに行くために初めて夜行列車に乗りました。ガタゴトゆれて、寝ている最中目が覚めてしまうこともありましたが、とても楽しい一夜でした。
 4日目の朝チチハルに着いて、ザーロン自然保護区へ行きましたが、ただおどろくばかりでした。なぜなら、ザーロン自然保護区には、ツルを始めとしたたくさんの鳥がいて、しかもそのほとんどが飼われていたからです。他にも八代では、ありえないことばかりでした。視察の後、ついに交流イベント「ツルと湿地」で発表をしました。どの人もみんな自然について考えていて、すごい発表ばかりでした。
 5日目は、ザーロン中学に行きました。ザーロン中学では絵を描いたりしました。ザーロン自然保護区へもどってきてからもいろいろイベントがありました。ツルをさくからはなしてくれて、とてもまじかでツルを見ることができました。夜には交流パーティーがあって、どの国の人の出し物もとてもすてきなものでした。
 6日目はチチハル市を観光して、大きなショッピングセンターへ行き、そしてまた夜行列車に乗って、北京へ帰りました。
 7日目の朝北京に着きましたが、あいにくの雨でした。ちょっとゆっくりしてから空港に行きました。空港に行って見ると、飛行機の出発時間が遅れていました。けれど、そのおかげでおみやげを買う時間がたくさん取れたので、私的にはよかったです。
 これだけの出来事があった一週間はとても楽しいものでした。それに他の国の人がとてもやさしい人ばかりで、なかなか料理を食べられないでいたら、料理をすすめてくれたり、いっしょに遊ぼうとさそってくれたりもしました。そして、一週間の間には友達もたくさんできました。本当にとても楽しい一週間でした。



草津市立笠縫東小学校教諭 中村大輔  

 日本・中国・韓国の環境保全の事例発表を聞きくことができ、大変勉強になりました。水鳥にとって住みやすい環境を保全して行くには、国境を越えた協力が不可欠であることを改めて感じました。また、日頃の実践を熱く語る発表者の姿からは、湿地保全にかける真剣な思いが伝わってきました。市民レベルでの協力の輪は着実に広がりつつあることを実感しました。集まった人々は、民族が違ってもみな同じ志を持っていると思うと私も活動する勇気やエネルギーをいただけたように感じました。
 この活動の最大の魅力は、こどもを中心においていることだと思います。将来を担う子どもたちに幼い頃から湿地に関わり、その賢明な利用を考えることは、大変有意義なことだと思います。ここで学習したり交流したりした子どもたちが、どんな風に育っていってくれるかとても楽しみです。この中から将来の湿地を保全するリーダーが生まれてくれることを願います。



草津市立志津小学校教諭 世良琢磨

 今回、<日・中・韓>3国子ども湿地交流「湿地の学校」に引率として参加して特に印象に残ったことは、引率した子どもたちの成長とザーロン中学校の子どもたちと先生の真剣な眼差しでした。
 初めての異国の地。緊張をしながらの発表。韓国や中国の子どもたちと引率者による発表。そして言葉の壁を越え、移動中や少しの空き時間を見つけては時間を惜しんで交流する姿を目の当たりにしました。子どもたちの言動や表情、姿勢までもが少しずつ変わっていくのがわかりました。
 また、実際に湿地で水質調査を体験してもらい、調査方法や使用する器具などについて一つひとつ熱心にメモを取ったり質問したりしながら、今、目の前にあることを一生懸命に吸収しようとするザーロン中学校の子どもたちと先生の姿に感動させられるとともに、このイベントに参加しているすべての人がそれぞれの国でそれぞれの湿地を守るために活動をしているということを改めて感じることができました。
 今回私は湿地保全の大切さを知りました。そして湿地というかけがえのないものを通じて学び、成長する子どもたちの姿に出会いました。このような貴重な機会を作っていただきありがとうございました。



伯母Q五郎会長 安岡直樹

 中国ザーロンでの湿地の学校に参加する機会を頂き、ありがとうございました。
 琵琶湖の何倍もある広大なザーロンの湿地を自分の目で見、想像以上のスケールの大きさに驚きました。また、何十羽ものタンチョウヅルが頭のすぐ上をぶつかりそうに飛んでいく様子は圧巻でした。
 今回、私たち伯母Q五郎は、ザーロンの中学生に水質調査の方法を説明するという大きな仕事がありました。中学生も先生も真剣に聞いてくれました。環境問題を考える人たちがいるとは言っても、どんどん経済発展している中国は十数年前の日本のように環境より開発を重視されている部分がまだまだ多いのではないかと思います。中学生たちが自由に水質調査をしてまわることは(政策的に)難しいかもしれないですが、今回のパックテストが環境に関心を持つきっかけとなればうれしいです。これを機会に、情報交流ができれば、いいですね。



周南市立八代小学校教諭 藤村秀人

「湿地の学校」に参加して
 毎年、稲刈りが終わり、ひと月もたたないうちに八代にツルがやってくる。人々は待ちわびたようにツルをあたたかく迎える。子どもたちも大きな声で「ツルよ、こーい。もっと こーい。たくさん こーい。」と叫ぶ。すがすがしい青空の中を優雅にツルが舞う。こうした情景がもう何年もの間、八代で続いてきている。
 八代にくるナベヅルが最近は減り続けている。人々はみな、いろいろ考え、知恵をしぼり、なんとか八代のツルが増えるよう努力を重ねてきている。デコイの設置・出水からのツルの移送計画などなどである。
 しかし、今回、第4回湿地の学校に参加させていただくことができ、また、違った面から考える必要があることに気づくことができた。それは、自然環境の保護を八代だけではなく、実は地球規模で考えていかなくてはならないのだということである。そして、そのためには国を越えて人々が協力し合わなくてはならない。韓国、中国にも熱心にツルのことを考えてくださる方がたくさんいらっしゃる。そうした方々とめぐり会えたことも大きな財産になった。この出会いを大切にし、これからの活動に是非いかしていきたいと考えている。
 ツルには国境がない。だからパスポートもいらない。自由に地球上を飛び回るツル。日本のつる・八代のツルは、韓国、北朝鮮、中国、ロシアのツルでもあり、世界のツルだということを世界中の人々がもっともっと理解していく必要があると思う。今までは八代のことだけで、そんなこと少しも思わなかった自分がちょっぴり恥ずかしくなった。子どもはまだしも、指導者としてはそこまで考えられてこそ本当の環境教育なのではないだろうか。


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