<日本・中国・韓国 >子ども湿地交流 in大豊
レポート



 2004年12月24日〜27日、中国江蘇省大豊市で「第3回アジア湿地ウィーク<日本・中国・韓国>3国子ども湿地交流」が開催されました。ラムサール条約登録湿地の大豊湿地は、中国国内で一度は絶滅した珍獣「シフゾウ」を再生させた自然保護区として有名なところですが、海外交流はほとんど行なわれていなかったこともあって、大豊市あげての大歓迎を受けました。
 参加したのは、中国、韓国、日本の湿地周辺に住む子どもたちの代表48人。中国の岳陽(洞庭湖)、大豊、マカオから40人、韓国のプサンとソウルから5人、日本の鶴居小(北海道)、志津小(滋賀県草津市)、小禄小(沖縄県那覇市)から1人ずつ3人で、それぞれの湿地の紹介、学んだことを発表するなどして、楽しく湿地国際交流を行いました。

3国の子どもたちと先生が一堂に集いました。 韓国・プサンのMina Jooさん(12歳)
鶴居小学校の川村礼美さん(11歳) 中国・大豊の王天くん(12歳)
先生からも湿地教育について多くの発表がありました。中国・洞庭湖から参加した朱再保先生。 韓国ソウル国立大学のリ・ウーシン先生。


「湿地の保全と教育に関する子どもたちと先生からのメッセージ
(2004年、中国大豊湿地メッセージ)」に、参加者全員がサインしました。

メッセージを見るには、写真をクリックしてください。


大豊自然保護区の東アジア・オーストラリア地域シギ・チドリ類重要生息地ネットワークへの参加記念式典。
武者RCJ副会長が祝辞を述べました。
ウェットランドインターナショナル中国(WI-C)と大豊第四中学校、江蘇大豊シフゾウ国立自然保護区が協力して同校を湿地実験学校として認定しました。
日中韓3国の子どもたちはみんなで記念植樹をしました。                                言葉は通じなくても、中国の子供達とは「漢字」でコミュニケーションできました。
大豊自然保護区でシフゾウの群れを観察しました。 シフゾウは頭は馬、角は鹿、体はロバ、ひづめは牛に似ているという、湿地に生息するシカです。(撮影:2004年6月)

子どもたちがそれぞれの学校から絵や書を持ち寄って展示しました。 韓国の子ども達は水鳥を絵の具で描きました。それぞれの個性あふれる、すばらしい作品ができあがりました。
中国の子どもたちは布地に繊細な絵を描きました。 中国の墨汁と筆で、ダイナミックに書きました。
マカオの子どもたちの作品を見せてもらっています。 お互いの名前や連絡先、アドレスを交換しあいました。
岳陽からきた中学生が、自分たちの住む洞庭湖の場所を地図で教えています。 3国のさまざまな地域からやってきた、3年間の日中韓子ども湿地交流参加者たちのサインが記されました。



日本から参加した子どもたちと
先生から感想文をもらったよ。
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大豊湿地自然保護区に集まった3国の参加者です。「3年間ありがとう!また会いましょう!」



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