子どもラムサール
アジア・アフリカ子ども湿地交流〜
2005年11月8日〜10日

 11月8〜10日、ラムサール条約第9回締約国会議(COP9)と並行して、アジアとアフリカの子どもたちの湿地交流「子どもラムサール」がアフリカのウガンダで開催されました。日本から松井佑真君(高校3年/北海道)、山本賢樹君(小学5年/滋賀)、樋口翔一君(高校1年/鳥取)、高良海舟君(中学1年/沖縄)、インドからスリヤ・パトナイクさん(公立学校7年)、タイからチャンサク・ブアバン君(中学2年)、韓国からホギョン・ジュウ君(小学5年)の計7人がアジアから参加しました。
 8日に、カンパラ市内のレインボーインターナショナルスクールで交流会が開かれ、ウガンダの子ども約200人が歌やダンス、ポエムでアジアの子どもを迎えてくれました。子どもたちはそれぞれ、自分の身近にある湿地について英語で発表し、その後、「湿地保全のために何をすべきか」について、4つのグループ(情報、手段、保全、再生)に分かれてディスカッションをしました。話し合われた内容は、宣言文
「子どもアピール」としてまとめられ、COP9の開会式で子どもたちが読み上げました。ラムサール条約の歴史35年で初の子どもの参加に会場から大きな拍手。ラムサール条約事務局から高い評価を受けました。

カンパラ市内の学校から200人近くの子どもたちが参加しました。 ウガンダの子どもたちがダンスを披露してくれました
湿地の保全について謡った詩を朗読。 松井君は、北海道の濤沸湖をパネルを使って紹介。
韓国・釜山のナクトン川について発表するホギョン・ジュウ君。 滋賀県の山本賢樹君は、琵琶湖で行う湿地保全活動を紹介。
鳥取の樋口翔一君は、中海について発表。 タイのタレノイ湖について発表するチャンサク・ブアバン君。
沖縄の高良海舟君は漫湖について発表。 インド・チリカ湖について発表するスリヤ・パトナイクさん。
発表後は4つのグループに分かれ、活発な討論が行なわれました。 COP9の開会式で、宣言文を読み上げる松井君。
インドやマレーシア、タイ、中国、日本などアジア各国から集まった子どもたちの湿地絵画をCOP9展示ブースに貼って紹介しました。 アジアとウガンダの子どもたちが、プレスインタビューを受けている様子。
ビクトリア湖畔の野生生物教育センターでアフリカの動物を見学。ウガンダの国鳥カンムリヅルが間近で見られました。 カンパラから車で4時間ほどのMubro湖国立公園にて。シマウマやバッファロー、インパラなど野生の動物を観察しました。


参加したアジアの子どもたちから感想文が届きました。
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