ラムサール通信
2005年11月4日発行 第96号


●ラムサールCOP9(11月8〜15日)開催●

  11月8〜15日、ラムサール条約第9回締約国会議(COP9)がアフリカ・ウガンダで開催されます。ラムサールセンターからは岩間会長、磯崎副会長、中村事務局長、事務局スタッフなど13人が参加します。アジア会員も8人が参加予定です。
今回のハイライトは、環境省が提出した決議「ラムサール条約の効果的な履行に地域フォーラムが果たす重要性」。RCJの取り組んできたAWSの成果を評価し、こうしたリージョナル活動を継続的に位置づけていくというものです。この決議をサポートするサイドイベント「アジア湿地シンポジウム:ラムサール条約の効果的な履行に果たす地域イニシアティブ」(11月12日)の開催や、RCJの展示ブースでのパフォーマンスのほかに、ウガンダのNGO「ネイチャーウガンダ」と協力してアジア・アフリカ子ども湿地交流「子どもラムサール」(11月8〜10日)の開催、そして事務局長の中村玲子さんのラムサール湿地保全賞授賞式など、盛りだくさんの行事が予定されています。
 COP9開催期間中、事務局はお休みします。11月18日(金)から再開します。


●7人のアジアの子が「子どもラムサール」に参加します●

 アジア湿地ウィーク「子どもと湿地」から「日・中・韓3国子ども湿地交流」と積み重ねてきた"子どもたち"イベントは今回、アジアとアフリカの子どもたちの湿地交流「子どもラムサール」へと発展し、日本から4人、アジアから3人の計7人が参加します。本会議の開会式に特別招待されたほか、現地の学校と交流、湿地の視察を行います。参加するのは次の7人です。
濤沸湖(北海道)松井佑真君 高校3年/琵琶湖(滋賀県)山本賢樹君 小学校5年/中海(鳥取県)樋口翔一君 高校1年/漫湖(沖縄県)高良海舟君 中学1年/洛東江(韓国)  Ho-Gyeom Joo君 小学校5年/タレノイ湖(タイ)Chansak Buaban 君  中学校2年/チリカ湖(インド)Sriya Pattnaik さん 公立学校7年 


●日本のラムサール条約登録湿地20か所を追加

 環境省はラムサールCOP9を契機に、日本のラムサール登録湿地を新たに20か所追加登録しました。これで日本の登録湿地は33か所になります。新たな湿地にはウミガメの産卵地やサンゴ礁、マングローブ林、高層湿原、藻場、地下水系など多様な湿地生態系が含まれています。また、これまで少なかった西日本からも数多く登録されました。新たな湿地、タイプ、特徴を別表にしました。


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