ラムサール通信
2004年10月27日発行 第89号


●第61回<ワイズユース>ワークショップ●
「アジア湿地シンポジウム2005−ブバネシュワル宣言検討会議」のおしらせ

 アジア湿地シンポジウム2005(インド・チリカ湖)で採択する予定の「ブバネシュワル宣言(仮)」についての検討会議を下記の要領で開催します。今後、アジアの湿地保全、賢明な利用を促進していくためには、何が求められているのか、何が重要なのか、何をすべきなのかについて、ラムサールセンターのボードメンバー(法律家、科学者、専門家など)を中心にみなさんと一緒に話し合いを行ないます。さまざまなレベルの知見を求めていますので、積極的な参加をお願いします。



日 時: 2004年11月9日(火) 18:00-20:30
場 所: 東京・渋谷 「フォーラム8」720号室
渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル1号館/電話03-3780-0008
(渋谷駅から道玄坂を上って中腹左側。ヤマハ楽器の右に入り口)
プログラム: ディスカッション形式
会 費: 一般2000円(会員1000円)   
*ワークショップ後は恒例の懇親会です。



●AWS2005への寄付金のご協力おねがいします●

 アジア湿地シンポジウム2005(AWS2005)の開催費用は、事前準備会議などをふくめ約1850万円と見積もられています。日本側からの支援として現在、経団連自然保護基金、北海道河川防災研究センター、積水化学工業、リコーなどから合計700万円の資金が寄せられています。パートナーであるインドのチリカ湖開発公社側でも、インド政府、チリカ湖開発公社から550万円を、さらにオランダ政府、JICAなどへ支援要請を行なっています。
 ラムサールセンターでは、不足分を側面から支援する資源として、いくつかの基金、企業に支援を要請中ですが、現段階ではいずれも確定できず、当初計画目標が達成できないピンチの状況となっています。
 AWS2005では、アジアからなるべく多くの参加者を招き、情報の共有、交換、湿地保全パートナーシップの構築を図っていきたいと考えていますが、途上国からは旅費を補助しなければ参加は難しい状況です。平均10万円あれば、アジアの途上国からの参加者を1人、シンポジウムによぶことができます。途上国から1人でも多くの方が参加できるよう、ラムサールセンター会員はじめ理解ある企業、個人のみなさまのご協力を心からお願いします。
 
 目標額:100万円
 寄付金額:1口2万円(何口でも可)
送金方法: 銀行振込: 東京三菱銀行池上支店 (普通)1199738
名義:ラムサールセンター特別会計 事務局長 中村玲子
郵便振替: 00130−7−547767 
名義:ラムサールセンター
現金書留: 〒146-0084 東京都大田区南久が原2-10-3
ラムサールセンター  Tel: 03-3758-7926



インド・チリカ湖へ行こう!
●「アジア湿地シンポジウム2005」参加者募集●

アジア湿地シンポジウム2005
−湿地の保全と貧困の克服をめざす新たなアプローチ

日 時: 2005年2月6〜9日(シンポジウムとエクスカーション)
場 所: インド・オリッサ州ブバネシュワル市とチリカ湖(ラムサール登録湿地)
主 催: ラムサールセンター(RCJ)、インド・オリッサ州森林環境省、チリカ湖開発公社(CDA)
共 催: インド国森林環境省、ウェットランドインターナショナル(WI)、日本経団連自然保護協議会(依頼中)、WI日本委員会(依頼中)
後 援: 日本国環境省、日本経団連自然保護基金、北海道河川防災研修センター、積水化学工業、リコー、大成建設、ラムサール条約事務局、地球環境戦略研究機関(IGES)(依頼中を含む)

日 程: 1日目: チリカ湖エクスカーション(新しい湖口開削によって生態系を劇的に回復(モントルーレコード除外)した湖とフラミンゴはじめ100万羽の水鳥とガンジスカワイルカのウォッチング。)
2日目: 開会、全体会議、分科会1
3日目: 分科会2、3、4
4日目: 分科会5、決議・勧告の採択、閉会

分科会テーマ:分科会1:湿地の賢明な利用のための環境教育、能力向上
 分科会2:湿地保全パートナーシップとネットワークの構築
 分科会3:湿地の文化的価値と持続可能な利用
 分科会4:地域共同体による湿地生態系の管理
 分科会5:湿地の復元とステークホルダーの参加

参加申込: www.aws2005.comにてオンライン登録をしてください。詳細もこちらでご覧になれます。 論文発表をご希望の方は、原稿を12月10日までにご提出ください。
問合せ: 「アジア湿地シンポジウム2005」日本事務局(ラムサールセンター)
Tel: 03-3758-7926 Fax: 03-3758-7927
E-mail: ramsarcj.nakamura@nifty.ne.jp


●新ラムサールグッズ完成間近!●

 現在、新しいラムサールセンターのオリジナルグッズ制作に取り組んでいます。今月末にピンバッジ、Tシャツが、来月中にトートバックが完成する予定です。できあがり次第、ホームページで紹介し、実費頒布を開始します。いずれもラムサールセンターのロゴをはじめ、封筒や手ぬぐいなどさまざまな物を手がけてくださった古田修さん(会員)のデザインです。
 フィールドにお出かけの際は良質のラムサールコットンTシャツを、会議に出席の際は、ネクタイにピンバッジを、荷物が多いときは、丈夫で持ちやすいトートバックを・・・。贈り物にもおすすめです。グッズを通じての湿地保全メッセージの普及に、多くの方のご協力をお願いします。

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