KODOMOラムサール<くじゅう坊ツル・タデ原湿原>
2015年7月18〜20日
 2015年7月18〜20日、ラムサール登録湿地「くじゅう坊ツル・タデ原湿原」(大分県九重町、竹田市)で「KODOMOラムサール(KR)」が開催されました。「KRくじゅう実行委員会(くじゅう地区管理運営協議会、WIJ、RCJ)」の主催で開催され、蕪栗沼・化女沼、琵琶湖、東よか干潟、藺牟田池、くじゅう坊ツル・タデ原湿原の16人の子どもたちが参加しました。
 湿地の宝には「わき水」、「野焼き」、「自然を大切に守る人々」、「ミズゴケなどの貴重な植物」、「衣・食・住の文化」、「自然を守ってくれている動物」が、メッセージは「命のバトンを未来へつなげ!湿地の宝庫くじゅう」が選ばれました。


活動発表のようす講演のようす
昔のレインウェアです

第1日目(18日)の活動:
 活動発表では新たに登録された佐賀市の東よか干潟も元気良く発表しました。
 夜の講演「九重の暮らし」では、地元の時松和弘さんから、くじゅうの昔の生活では、「牛」がとても大切だったという話しを聞きました。また体験で、蓑ガヤを着てみました。
湿原の中を歩きます。「ここが有明海に流れ下る筑後川の源流の水源です。」
水源の看板「坊ツルの水源・水の飲み比べ、ミズゴケを知ろう」炭本さん
第2日目(19日)の活動:1.坊ツル湿原
 まわりを山に囲まれた、盆地の底のような坊ツル湿原へ行きました。一般の人は入れない大船林道の奥まで車で行き、そこから湿原まで歩きました。ふつうは全部歩いていきます。なんと贅沢なことでしょう。 坊ガツル湿原の水源は筑後川の源流の一つです。その水源の水を飲み比べました。付近の水源の水には①ふつうの水源②炭酸ガスを含んだもの。③硫黄を含んだものの3種類がありました。湿原では、法華院温泉山荘のご主人の弘蔵岳久さんから話を聞きました。
「山の歴史と坊ツルの昔の風景について説明する弘蔵さんツルの今の風景


第2日(19日)の活動: 2.タデ原湿原:
 午後は、タデ原湿原の木道を歩いて湿原植物の観察と野焼きについて学習しました。
タデ原湿原は草原のように広々としていました。
これがヒゴタイです。
硫黄山について説明する渡辺格雄さん人々の思いについて説明する髙橋さん
タデ原の「蓼(タデ)」について説明する赤峰佐代子さん
草原の動植物について九重ふるさと自然学校のみなさんが説明してくれました。ヒゴタイが大陸からどのようにこの湿原に渡ってきたのか?をクイズで説明してくれました。
環境省のレンジャーから、湿原を管理していくために毎年おこなわれている大規模な野焼きについて説明をうけ、延焼を防ぐための道具「ジェットシューター」を実際に担いで体験をしました。  硫黄山では硫黄を採っていたことを、人々の思いでは主に野焼きについて聞きました。タデ原についてでは長者原の名の由来を聞き、「タデ」の味見をしました。
各班からこんなにたくさんの宝が選ばれました。
『くじゅう坊ツル・タデ原湿原のお宝ポスター』が完成しました。
最後はみんなで記念撮影です。