「サロマ湖・タレノイ湖・チリカ湖」国際子ども湿地交流


日 時: 2005年2月6日〜7日
場 所: インド オリッサ州 チリカ湖
共 催:
協 力:
ラムサールセンター、パリシュリ
チリカ湖開発公社(CDA)

 2月6〜7日にインドのラムサール登録湿地チリカ湖で、アジア湿地シンポジウム2005(AWS2005)と並行して、サロマ湖(日本)・タレノイ湖(タイ)・チリカ湖(インド)3つのラグーンの子ども湿地交流会が開催されました。
 サロマ湖から外村拓海(12)、千谷冬磨(12)くんが、タレノイ湖からチュリポーン・イントラクサ(16)さんが参加。チリカ湖を漁船で縦断し、フラミンゴ、ペリカンなど無数の野鳥や貴重種イラワジカワイルカなどの観察、エビ、カニ漁の見学をしました。夜には、リサーチセンターに総勢40人の地元の子どもたちが集まり、チリカ湖についてのビデオの鑑賞と外村くんと千谷くんが自作のビデオを使ってサロマ湖の紹介を行いました。日本という国を知っているチリカ湖の子どもは2名だけでしたが、氷上にねそべるアザラシの映像と鳴き声には目を丸くしていました。はにかみながらも、お互いのラグーンの生き物について質問が飛び交い、活発な意見交換が行われました。また、漁村を訪問した折にもサロマ湖を紹介し、学校に通っていない子ども達20人と交流するとともに、同行した漁師さんが日本の漁業ロープワークを披露しました。竹とんぼや折り鶴の贈呈、ボール遊びも行いました。
 この交流会でそれぞれのラグーンの違いや共通点、驚きなどの子ども達が感じたことは、AWS2005の最終日に約300名の参加者の前で発表され、大きな喝采をあびました。今後さらに、子どもたちを中心とした湿地交流の輪が広がっていくことを期待しています。

自作のビデオ映像でサロマ湖の自然とそこでの生活について語る外村くん(中央左)と千谷くん(一番左)。 漁村の人たちに、サロマ湖の現状とチリカ湖とのかかわりについて紹介しました。
日本、タイ、インドの子どもたちが輪をつくり、ボール遊びに熱中しました。このボールは現地の方に寄贈されました。 交流会後、感想をAWSの壇上で発表しました。左から順に、千谷くん、外村くん、チュリポーンさん。


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