「<日本・中国・韓国 >子ども湿地交流イン習志野」
が開催されました



 2003年1月18〜19日に、千葉県習志野市にある谷津干潟自然観察センターで、アジア湿地ウィークオープニング記念「<日本・中国・韓国>子ども湿地交流イン習志野」が行われました。中国と韓国から湿地周辺に住む子どもたちの代表6人が来日、日本からは谷津南小学校の生徒が参加し、「湿地」をテーマに国際交流をはかりました。

17日、日本に着いた初日の夕食の様子。言葉が違っても、子どもたちはすぐに仲良くなってしまいました。 18日は「習志野市を知る日」ということで、バスツアーが行われ、清掃工場や日本古来の田園風景が残る、実籾本郷公園を見学しました。
19日、谷津干潟自然観察センターにて「<日本・中国・韓国>子ども湿地交流イン習志野」が行われました。 会場には、子どもから大人まで約40名が集まりました。3カ国語が飛び交う中、活発な意見交換が行われました。


 午前の部では、参加した日本・中国・韓国の子どもたち計9人が、それぞれ自分の身近にある湿地について発表しました。
韓国慶尚南道昌寧郡のソン・ワンちゃん(12歳)。家の近くにあるウーポ沼(ラムサール湿地)の四季の変化について発表しました。 中国黒竜江省のワン・ユーティンちゃん(11歳)。故郷チチハル市にあるザーロン自然保護区(ラムサール湿地)とそこに集まるツルについて思いを語りました。
韓国全羅北道益山市のリ・ヒウンくん(10歳)。干潟の機能、重要性について、大きな声で発表しました。 中国遼寧省のジャオ・ハンキンくん(12歳)。彼が住むパンジン市の湿地とそこに訪れるたくさんの野鳥について発表しました。
中国北京市のシュ・ジェンジューちゃん(11歳)。北京にある野鴨湖の紹介、そこでカモやハクチョウを観察した時の感動を語ってくれました。 韓国慶尚南道昌寧郡のキム・ヒョンギョンちゃん(9歳)。 ウーポ沼について発表しました。沼に行くと、おばあさんに抱かれているような安らぎを感じるそうです。

谷津南小学校6年生、武田莉枝ちゃん、湧井舞ちゃん、竹内采花ちゃん。谷津干潟の機能と重要性について3人で発表しました。 手作りの図やぬいぐるみ、カービングを使い、中国・韓国の友だちに谷津干潟の生き物たちを紹介してくれました。


 午後の部は、谷津南小学校のパソコンルームで、湿地交流会の報告書として「アジア湿地新聞」を作成しました。
イベント中に撮った写真をパソコンに取り込み、どの写真をを新聞に使うか選んでいる様子。 それぞれ自分の国の言葉で、写真のコメントや感想を書き込み、パウチして完成です。完成品は下をご覧ください。

また来年会おう!と約束した子どもたち


<アジア湿地新聞>
 
完成したものは自分の国に持ち帰り、学校の友達に見せ、イベントの報告をしました。
戻る